2019.05.30更新

・可能性

 

 「先生,可能性が少しでもあるならやってみたいんですけど。」どうぞやってみてください。ただし,可能性という意味をよくわかっていないのではないでしょうか。

 

 可能性というのは,事実が不確定な状態を指す言葉であって,うまくいくこともあればうまくいかないこともある。こんなことは常識の範囲に属するものであって,私がわざわざ説明するのはおかしいのではないでしょうか。

 

 うまくいくことがある以上,成功した際のバラ色の光景が瞼の裏側に浮かんでいるのかもしれませんが,うまくいかないことだってあるわけです。そしてそのうまくいかなかったことの危険を引き受けられるのであればやればいいし,引き受けられないのであればやらなければいい。私はそんなに難しいことを言っているわけではありません。

 

 これが宝くじを買うというくらいの話なら,1等が当たればバラ色の人生でしょうし,当たらなかったとしても買った分のお金が無駄になるだけであってそんなに大変なことになるわけでもありません。ただ,弁護士に相談するような内容でリスクがほとんどないなんてことはまずありませんよね。トンネルが連続する国道16号線の区間で横断歩道の場所まで歩きたくないから,トンネル内を歩いて渡りたいというのであっても私は止めません。うまく反対側の歩道までたどり着けるかもしれませんものね。

 

 というわけで,私自身はどんなに頼まれてもうまくいく可能性の低い行動はとりません。

 

 ちなみに,某ロボットたちが必殺技を出し合う大戦系ゲームでは,命中率が92%でもこちらの技は当たらないし,回避率が96%でも相手のビームライフルはあたってしまいます。案外確率論なんてそんなものかもしれませんね。

 

 

・支配領域性

 

 「先生,相手も弁護士に相談してるみたいなんですがどうすればいいですか。」いいことじゃないですか。

 

 自分が行動することによって結論が変わりうるのであれば頑張って行動して未来を変えてみればよいと思いますが,行動しても何も変わらないのであれば行動しても意味がありません。もっと言うと,そのような自らの融通の利く範囲外のことについて聞かれても,何とお答えすればいいかわかりません。

 

 手の届く範囲に醤油があったときに「醤油とってほしいんですけど。」と言われれば喜んで取りますが,電話で「刺身弁当に醤油が入ってなかったんですけど。」と言われても自分で醤油を買ってくるか味のない刺身を食べるかどちらかしかないのではないでしょうか。すべてのお願いはその人が行動できる範囲内だからこそお願いとして成立するのだと思います。

 

 自分が行動する際の意思決定に対して助言を求められれば応じますが,第三者の行動に対してとやかく言える権利はないのではないでしょうか。他人がどうするかより自分はどうしたいのかを考えた方が生産的です。なお,私は心から憎んでいますが,一緒に食事に行った友人がすべての食べ物の上にパクチーを山盛りにしたとしてもそれをやめさせることはしません。いや,鼻栓は欲しい。

 

 ちなみに,「支配領域性」という言葉は,敬愛する西田典之先生の書籍に出てくる言葉で,「客観的に排他的支配はあるが,その排他的支配の獲得が意思に基づかないという場合は,『支配領域性』と名付けて区別すべきである。」という部分から引用したものです。先生の意図とはかなり異なってしまっていますが,その言葉のスマートさが気に入って自分なりに解釈して使っています。

 

 

・東京

 

 ミスターチルドレンの楽曲の中に「東京」という歌があります。ジャスラックに目を付けられたくないので歌詞は載せませんが,私の東京に対するイメージを見事に歌い上げた名曲で,カラオケでは度々歌ったりしています。

 

 何が言いたいかと言えば,東京はたまに行くと楽しい街ですが,自分が生活するには生きにくい街だということですね。人は多いし,車は多いし,街に鳴っている音の種類もとにかく多い。道を歩いていても地に足がついていないような感覚に襲われる。

 

 あと,東京の弁護士に触れると,違う人種なんじゃないかと思うくらい仕事の仕方が異なりますね。よく言えば依頼者ファースト。悪くは言いませんよ,誰が見てるかわからないからね。好戦的であることは間違いないので,郊外ののんびりとした空気で放牧されたわが身としては怖くて仕方ありません。電話してても胃が痛い。

 

 例えて言うなら,東京の弁護士は戦で相手の領土を奪い取ろうとする主君タイプで,我々周縁部の弁護士は交渉や同盟でより良い結果を得ようという主君タイプですかね。どちらも一長一短だと思いますが,織田信長に対してシンパシーを感じない私としては,やはり周縁部の弁護士でよかったのだと思います。ちなみに某ゲームでは北条氏康でプレイすることが多いですね。ミツウロコ―。

投稿者: アダジオ法律事務所

2019.05.30更新

・可能性

 

 「先生,可能性が少しでもあるならやってみたいんですけど。」どうぞやってみてください。ただし,可能性という意味をよくわかっていないのではないでしょうか。

 

 可能性というのは,事実が不確定な状態を指す言葉であって,うまくいくこともあればうまくいかないこともある。こんなことは常識の範囲に属するものであって,私がわざわざ説明するのはおかしいのではないでしょうか。

 

 うまくいくことがある以上,成功した際のバラ色の光景が瞼の裏側に浮かんでいるのかもしれませんが,うまくいかないことだってあるわけです。そしてそのうまくいかなかったことの危険を引き受けられるのであればやればいいし,引き受けられないのであればやらなければいい。私はそんなに難しいことを言っているわけではありません。

 

 これが宝くじを買うというくらいの話なら,1等が当たればバラ色の人生でしょうし,当たらなかったとしても買った分のお金が無駄になるだけであってそんなに大変なことになるわけでもありません。ただ,弁護士に相談するような内容でリスクがほとんどないなんてことはまずありませんよね。トンネルが連続する国道16号線の区間で横断歩道の場所まで歩きたくないから,トンネル内を歩いて渡りたいというのであっても私は止めません。うまく反対側の歩道までたどり着けるかもしれませんものね。

 

 というわけで,私自身はどんなに頼まれてもうまくいく可能性の低い行動はとりません。

 

 ちなみに,某ロボットたちが必殺技を出し合う大戦系ゲームでは,命中率が92%でもこちらの技は当たらないし,回避率が96%でも相手のビームライフルはあたってしまいます。案外確率論なんてそんなものかもしれませんね。

 

 

・支配領域性

 

 「先生,相手も弁護士に相談してるみたいなんですがどうすればいいですか。」いいことじゃないですか。

 

 自分が行動することによって結論が変わりうるのであれば頑張って行動して未来を変えてみればよいと思いますが,行動しても何も変わらないのであれば行動しても意味がありません。もっと言うと,そのような自らの融通の利く範囲外のことについて聞かれても,何とお答えすればいいかわかりません。

 

 手の届く範囲に醤油があったときに「醤油とってほしいんですけど。」と言われれば喜んで取りますが,電話で「刺身弁当に醤油が入ってなかったんですけど。」と言われても自分で醤油を買ってくるか味のない刺身を食べるかどちらかしかないのではないでしょうか。すべてのお願いはその人が行動できる範囲内だからこそお願いとして成立するのだと思います。

 

 自分が行動する際の意思決定に対して助言を求められれば応じますが,第三者の行動に対してとやかく言える権利はないのではないでしょうか。他人がどうするかより自分はどうしたいのかを考えた方が生産的です。なお,私は心から憎んでいますが,一緒に食事に行った友人がすべての食べ物の上にパクチーを山盛りにしたとしてもそれをやめさせることはしません。いや,鼻栓は欲しい。

 

 ちなみに,「支配領域性」という言葉は,敬愛する西田典之先生の書籍に出てくる言葉で,「客観的に排他的支配はあるが,その排他的支配の獲得が意思に基づかないという場合は,『支配領域性』と名付けて区別すべきである。」という部分から引用したものです。先生の意図とはかなり異なってしまっていますが,その言葉のスマートさが気に入って自分なりに解釈して使っています。

 

 

・東京

 

 ミスターチルドレンの楽曲の中に「東京」という歌があります。ジャスラックに目を付けられたくないので歌詞は載せませんが,私の東京に対するイメージを見事に歌い上げた名曲で,カラオケでは度々歌ったりしています。

 

 何が言いたいかと言えば,東京はたまに行くと楽しい街ですが,自分が生活するには生きにくい街だということですね。人は多いし,車は多いし,街に鳴っている音の種類もとにかく多い。道を歩いていても地に足がついていないような感覚に襲われる。

 

 あと,東京の弁護士に触れると,違う人種なんじゃないかと思うくらい仕事の仕方が異なりますね。よく言えば依頼者ファースト。悪くは言いませんよ,誰が見てるかわからないからね。好戦的であることは間違いないので,郊外ののんびりとした空気で放牧されたわが身としては怖くて仕方ありません。電話してても胃が痛い。

 

 例えて言うなら,東京の弁護士は戦で相手の領土を奪い取ろうとする主君タイプで,我々周縁部の弁護士は交渉や同盟でより良い結果を得ようという主君タイプですかね。どちらも一長一短だと思いますが,織田信長に対してシンパシーを感じない私としては,やはり周縁部の弁護士でよかったのだと思います。ちなみに某ゲームでは北条氏康でプレイすることが多いですね。ミツウロコ―。

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